埼玉県本庄市
小平の獅子舞は、本庄市児玉町小平地区に位置する「日本神社」「石神神社」に奉納されるもので、彫刻の名人としてその名を知られる左甚五郎が、日光東照宮完成後に彫ったという言い伝えがある。
昭和40年から後継者不足で一時期中断したが、地域の若者達によって昭和51年に復活し現在まで継承している。また、地元の小学校から依頼されて総合学習の時間に獅子舞を教えたり、地域の親子を集めて「子ども獅子舞親子教室」を開催するなど、後継者育成に努めている。
現在の衣装は約30年前に誂えたものだが、長年の使用により衣装のあちこちが綻んでしまい繕いながら使用しているが、毎年使用するため激しく劣化が見られる。今回の支援により、市指定文化財に係る衣装及び道具を修復・購入することで、これまでどおり神社での奉納だけでなく、各種イベントでの披露や高齢者介護施設への慰問、後継者育成のための教室開催などを通して、地域の伝統文化を末永く後世に伝えていきたい。
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